ITの専門用語が分からなくてもシステム会社に伝えるコツ
専門用語で話されてもITに詳しい人がいないからわからない
ITの専門用語で話されても、普段使わないカタカナ言葉ばかりでは分からないのは当然です。
社内に詳しい人や情報系の勉強をした人がいれば聞くこともできますが、聞いてもよく分からない言葉もたくさんあります。
例えば、
「IPアドレスは何ですか?」
「デバイスマネージャーを開いてください」
「リストアか復元で戻りませんか?」
と言われてもそもそも言葉が分からないとどうしたら良いか困ってしまいますよね。
では、どのようにITやシステムの専門家とコミュニケーションすれば良いのでしょうか?
システムの専門家とコミュニケーションするコツ
言葉の意味が分からなくても、システム開発や導入するには必要なことを伝えなければなりません。
「こんな画面が必要です」
「請求書にこの内容を印刷してほしい」
「入力間違いがあったら修正できるようにしたい」
このように、ユーザーとしてシステムで実現したいことがたくさんあるのではないでしょうか。
これをどのように伝えれば良いか。
おすすめは、「実物の画面やイラストで見せること」です。
言葉ではなかなか伝わりませんので、似たような画面を見せたり、紙に絵で描いてもらったほうがエンジニアや専門家にも伝わることが良くあります。
「何もしてないけど、パソコンがおかしくなった!」ではない伝え方
パソコンを使っていてエラーが出て、よく分からない状態になったとします。
その時に、
「何もしてないけど、パソコンがおかしくなった!」
と伝えてもエンジニアはどうしようもありません。
ではどのように伝えたら対応してもらえるでしょうか。
エンジニアはどうおかしくなったのかをまず把握しないと対処ができません。
おすすめはもし可能なら、「スマホで画面を撮って送る」です。
どんなエラーが出ているのか、どんなメッセージが出ているのかを見ればまず現象が分かります。
自分のパソコンなので画面を撮って送れない、という場合は出ている画面の文字をそのまま読み上げてください。
「〇〇に失敗しました。エラーコード:XXXXX」
のようにそのまま読み上げると、実はエラーコードなどで調べることもできます。
コミュニケーションが取れる専門家を選ぶ
難しい専門用語を話すエンジニアを選ぶ必要はありません。
大切なことは自社の業務の改善や、問題を解決してくれるシステムを提供してもらえるかどうかです。
無理に専門用語を使わないで、目の前の紙の資料やホワイトボード、ファイリングされた資料、Excelデータなどを見せて
「ここをこうしたい。そうするとこれだけ効率が上がる」
のように現物で説明してもらえるのが誤解がなく、合意が得られる進め方の一つです。
システムを売りつけてくるのではなく、しっかりと自社の業務を理解して提案してくれる、コミュニケーションの取れるシステム会社、エンジニアを選びましょう。